第24夜 全てを失っても
心と美の話です。
もうすぐ年が明けるね。
世間がどんなに祝っていても悲しいことが沢山あって何年経ったって「おめでとう」が言えない人もいるよね、と思うの。
明けましておめでとう
が言える人って[自分の存在(できる環境)に感謝できてる人]と[何にも難しいこと考えなくていられる人]かも知れない。
わたし、
あなたが笑顔でいることで今日を生きられる人が居るんだよって決めつけるね。
もう、笑っていいよ。
何にも分かってあげられないけど。それはごめんねだけど。
何にも物が無くなった時、美容は一番後回しになる。でも一番生きる力をくれるのは
「わたしはわたし」
「わたしはすてき」
っていう《自尊心》な気がするの。
物の無い中でも、忙しくてもほんの少し綺麗にしていられたら、ほんの少し綺麗にしてる人を見たら
ほんの少しだけど、
勇気になるんじゃないかしら。
肌断食は
基本、白色ワセリンと純石鹸しか使いません。
でもわたしはそこに至るまでの「試行錯誤」にこそ価値があったような気がしてる。
特別な物は何もいらなかった。
工夫することが大切だった。
諦めないことが答えだった。
肌断食がうまく行かなくて辞める人も、興味すら持たないで塗りたくり続ける人もいる。自分なりの方法でうまく行ってるのに小馬鹿にされることもある。
でも否定しない。
そこ通り道だから。
大事なものがぜーんぶ無くなっちゃった時、ほんとうの力が試される。少ないもので生きる知恵はそのための訓練でもある。
あっても
なくても
変わらず綺麗。
物にも環境にも依存しない美を求めて行けたら幸せ。
飾らなくていいの。
無理しなくていいの。
威張らなくても
頑張らなくてもいいの。
素のままの
そのままの
あなたが一番綺麗なんだから。信じて。